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あぁ、ホントはサプライズで
渡そうと思ってたのに･･･。
「私はスタッフさんに
絶対これがいいって言われて、
ゆかちゃんの喜ぶ姿を想像しながら、
どうやって渡そうかずっと
考えていたんだ。」
「じゃあなんで、
腕を掴んだりして
あんなにベタベタしてたの？」
「ちがう、あれはただ、
渡すシュミレーションをしたくて、
スタッフさんに、ゆかちゃんになって
もらっただけ！」
もう、渡すしかない！
「ただ、ゆかちゃんに
これを渡したかったの！！」
私は細長い箱をゆかちゃんの前にだした。
ゆかちゃんは、その箱に目をやり、
びっくりする。
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