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祖父が亡くなり、今まで祖父をやっていた事を私が勝手に受け継ぎやるようになった。
多分、自己満足と………祖父を安心させたかった。
祖父が亡くなって私の目の前に現れる事は一度もなかったけど。
そんなこんなで家族内での心霊事は私が解決している。
「ほんと、お母さんったら猫にモテるよね」
「ふふっ、毎回ありがとね結」
「どーいたしまして」
母さんの肩に大量に乗っていた猫の霊。
最後の一匹を祓い終わるとスッキリとした顔を浮かべる。
「さ、朝ご飯にしちゃいましょ!!洗濯物あったら出してね。今日は天気いいからっ」
「はーい……」
お母さんは猫に好かれる。
お母さん自身も猫はとても好いている。
猫を飼っている時もあった。
でも……
私が生まれる前から飼っていた三毛猫のほむらが、亡くなってからは飼わなくなった。
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