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ちなみに父さん、弟と妹もいるが3人はお母さんと一緒で霊感は全くない。
なので変なもんを持ってきた時はとりあえず説教である。
祓うこっちの身になって欲しいくらいだ。
「そう言えば、牛乳とバターがそろそろ切れそうだったわね………でも、スーパーの特売に行きたいし……」
ご飯をたべながら考え込むお母さんに私は心の中でため息をつくとひと呼吸置いてから切り出した。
「牛乳とバターはいつもの所で私が買っておくから、お母さんはスーパー行きなよ」
「え、でも結も用事とかあるんじゃないの?」
「今日はなんにもないよ。陽太は部活でいないし。弥栄は小さいしどの道私が行くしかないでしょ?」
「でも結、せっかくの休みなのに」
「もー…遠慮しないでよ。私、暇が苦手なんだから買い物くらいさせてよ。それに今日は父さんの誕生日なんだから豪勢にして吃驚させるんでしょ?」
「そう……?じゃぁ頼んじゃおうかな?」
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