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全ての話が終わり、皆が散り散りに去っていくなか、私は廊下でティアを待っていた。 ティアは私を今まで機械扱いしたことはない、だから、声の事を話して見ようかと思ったのだ。 教師が数人私に目をやりながら通り過ぎていく。 居心地の悪さを感じていたら、ティアがやってきた。 私に気付いて笑顔を向ける。 「シアか。どうした?」 「あの、ティアさん…実は…」 「………………そうか、声が…。」 私が先日の不思議な声の話しをすると、思慮深げに声を落とす。 少しして柔らかく微笑んだ。 「なかなか勇気が必要だっただろう、シア。 俺に話してくれて有難う。 声の事だが、俺自信が聞いたわけではないし、あの少女の他に生存者がいないとも限らない。 つまり断定は出来ないわけだが…だが可能性としては充分ある。 シア、今回のミッションは皆の力が必要になる、お前も頼むぞ」 力強く肩に手を添えてにこやかに微笑みながら言った。 その言葉に勇気付けられて私はコクりと頷く。
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