3人が本棚に入れています
本棚に追加
「そういえば桃花!前まであんなに莉玖君のこと好き好き言ってたのにさ、今全然莉玖君の話をしないの?」
莉玖君は元彼・・・。まあ、途中から気が合わなくていろいろあった人。
このように長続きはしていない。
「えっ?だって相手が私のこと嫌いになったからじゃん?」
今、親友の水野瑠璃と自転車こぎこぎ学校に登校している。
しかも並進しながら・・・。
先生に見つかったらどうしよう・・・。
俺怒られたくない・・・。
「えっ?別れるの早くない?」
「まあ、三週間ぐらいだから普通じゃない?てか・・・。並進やめよう!」
痛いところを瑠璃はつつくなあ。
本当は短いってわかってる・・・。
でも、認めたくない・・・。
・・・・。眠い。
「そうだね、並進やめようか。桃花ってさ外見によらず真面目な部分があるよね。てか一か月ぐらいが普通でしょ?」
・・・・・・。
外見によらずとは失礼だなあ・・・。
「桃花にしては続いたほうかな。」
「・・・・・だね。とにかく急ごう。遅刻するよ?」
「はーい!」
そしてうちらはこぐのを早くして学校に向かった。
ひそかにうちは長続きするカップルってものすごく尊敬・・・。
長続きするカップルになる日はうちには程遠いだろうなあ。
はあ・・・。
白馬の王子様なんか落馬して死んでしまえ!!
なんでわたしの王子様は迎えに来ないのお~~!
隠れロマンチストですが何か問題ですか?
最初のコメントを投稿しよう!