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「で、どうした桃花?」
「自学やった?」
「あたりまえでしょう・・・。」
「さすが藤崎。石田は終わってないんだって。」
「え?猿終わってないのか?学級委員長のくせに!わはははははは!」
「聞こえたぞ!天パ野郎!」
蛙。絶対石田に聞こえるように言ったな。
あ~あ~・・・。めんどくさいことになった。石田はいちいち反応しないで自学やれよ!
この馬鹿どもが!すぐ喧嘩するからモテない原因の一つなんだよ!
藤崎を少しは見習えよ・・・。
「おい!天パ野郎!大口たたいてられんのはいまのうちだかんな!」
「わははははは!猿が人間の上に行くことなんてない!」
「俺だって人間だわ!!」
「嘘つくな!動物園の飼育委員さん心配してるんじゃないのかい?」
「やるか~!?天パ野郎!」
にゃはっははははははは!!お前らはうちの上に立つことなんてない!
って・・・・・・。とにかくこいつら終わんないな。休み時間も終わりそうなのに・・・。
次は移動教室だぞ!理科だぞ!もうだめだ!
待ってられない・・・・。
「おい!弘志!」
「どうした桃花?小声でしゃべって?」
「次の授業移動しないといけないのにこいつら待ってると遅れるぞ!」
「だね・・・。行こうか。」
そして弘志とばれないように教室からでて、一階の第二理科室に向かった。
あいつら少しは弘志を見習えよ!
だからモテないんだよ。
弘志はかっこいいほうだから少しでも女に興味があればモテると思うんだけどな。
それか、モテる人たちといればモテると思う。
弘志もったいない・・・・。
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