はじめに

5/13
前へ
/17ページ
次へ
結局そのまま一時間くらい時間を潰して家に帰ったのが夕方。 夕飯の買い物にでも行ってるのか、母ちゃん不在。 高校生の妹も部活なのか遊んでるのかまだ帰宅していない様子。 親父は去年から単身赴任中。 今思えば死亡フラグ立ちまくりの状況。 そんなことに気付くはずもない俺は、ポケットの中でくしゃくしゃになったメモを取り出して眺めていた。 1人暮らしと同時に俺の部屋にあったエアコンが撤去されたので、リビングのソファーに寝転がりながら圭との会話を反芻しながら番号を渡された意味を考えてたんだ。 あいつもしかして友達いないのか? 合コンの誘いってことはないよな。 「まぁ、一応登録しとくか」 てか、圭の番号ゲットしたって言ったら母ちゃん羨ましがるだろうなw
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加