第3話:若い命が、キアイオン!

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<< 13 >>  その声に、アインがこう返す。 「いや~、俺、飛行メカに憧れてましたから……」  そして、イクエもこう答える。 「ええ? 私も空飛ぶ一号機に乗れると思ってたから……」  それを聞いていたハイネケンのこめかみに青筋が浮かんできた。 「……って、貴様ら、チーム組んでたんじゃなかったのか? なんだこの、全員1号機と言うのは!」 「いやぁ、だって、俺ら初対面だし」 「うん、俺が飛行メカだと思ってたから」 「ええ~、私が一号機だって聞いてたよォ」 「……お前たち、一体何なんだ!  大体、仲間を集めたはいいが、全員一号機で、尚且つ初対面って、真面目にやってるのか!?」 『三人揃って、キアイオンッ!!』 「いい加減にせんかッ!  そもそも初対面と言うその状況がおかしい。せめて、全員お互いを知っておいてから、それから出撃と言う流れだろう普通!  お前たち、全然なってない!  ……まぁいい、今回は3人まともそうなのを集めたから、それに免じて大目に見てやろう。だが、次回は今回のような事が無いようにな。以上、全員解散」
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