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青く輝く水の星、地球。
その美しい星を狙って、彼らは宇宙の彼方からやってきた!
彼らの名は『宇宙帝国ハインツ』!!
東京に降り立ったのは、二機の巨大ロボット!
一機はマントを纏った騎士のような格好をしており、もう一機は重厚なボディに牛、馬それぞれを模った頭が一つづつ付いており、例えようも無い威圧感を人々に与えていた。
やがて、騎士のようなロボットから、長髪で長身、そして美形な青年が姿を見せる。
彼こそ、地球侵略軍司令であり、ハインツ皇帝の実の息子、『ハイネケン王子』である。
「ここが地球か……さて、どう出るか?」
自衛隊機が次々と侵略者の下に急ぐ!
だが、ハイネケンは余裕の表情だ。
「行け、『ゴズメズ』! 地球の蚊トンボ共に、我々の力を思い知らせるが良い!」
号令を受け、重厚な音を立てて動く双頭の巨人『ゴズメズ』!
次々と放たれる自衛隊機のミサイル!
だが、それはゴズメズの装甲を傷つけることすら出来なかった!
妖しく光るゴズメズの指先!
放たれる光線により、次々と撃墜される自衛隊機!
笑うハイネケン!
「他愛ない、実に他愛ない! このままこの地球は、我々が貰ってくれるわ!」
近くのビルを破壊するゴズメズ!
そして、それを見守るように立ち尽くすハイネケン専用機『カイザーシュバルツ』!
地球には、彼らに勝てる戦力が無いのか!?
誰もがそう思った、その時である!
「そうはさせるかぁッ!!」
怒号と共に、一機の巨大戦闘機が侵略者の下に飛来する!
そのコクピットには、闘志の燃えたぎる青年の姿があった。
彼の名は『桐村 キリク(きりむら きりく)』!
この物語の主人公であるッ!
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