いざ異世界へ

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「じゃあ私は本を没収しますね」 一見難しそうに見える本を空間に入れる。 ミッション…クリア。 青空が私に向かい近づいてくる。 バレたのか!? ドキドキしながら青空の言葉を待つ。 「難しそうな本だな。俺絶対読めねーよ。 それより話はついたし、変態はほっといて出かけようぜ」 バレていないようだ。 私はホッと胸を撫で下ろす。 「そういえば、怪しいグッズ没収してどうするの?」 一瞬青空の動きが止まると引きつった笑顔で青空が言う。 「捨てるんだよ」 涼は知らない。 青空がラクアさんをいたぶっている時に、自分の属性に気づいたことに。
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