いざ異世界へ

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「でも…私1人の時もあるだろうし」 涼の潤んだ目に、青空は負けそうになる。 そして私利私欲のために動いている自分を恥じた。 実際はお互い様だがら恥じる必要なんてないのだが。 そして青空が折れた。 「ちょっとだけだぞ」 そう言い空間から怪しいグッズを取り出す青空。 すこし青空に悪いなと感じながら、私はいくつかの道具を手にとる。 綿ロープに手芸用ロープ、そして手錠だ。 手錠を手にとった時、身体の奥から高揚感で溢れる。 私、手錠が好きみたいだ。 空が出した手錠を、すべて手にとる。 少し青空が残念そうな顔をしたが、気にせずに手に取ったものを自分のボックスにしまった。
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