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「入りたいの?」
空の言葉にコクリと頷く。
暫く青空が何かに身悶えるのが落ち着いた頃、私達はお店に入った。
お店に入るとザ・異世界って感じ。
まず入口にあるのが、魔物の剥製。
まぁ可愛らしい魔物ではあるが。
そして商品を見ていくと牙やら爪やらがたくさんある。
そして本が何冊か。
私は本をパラパラとめくり、軽く読む。
どうやら錬金術の本のようだ。
欲しい…しばらく本と、にらめっこをしていると、奥から紫の髪のおばあちゃんが出てきた。
「欲しいのかえ?あんたが持っている本はもうすぐ廃盤になるはずだから、買うなら今のうちだよ」
そう言われてもお金を全く持っていないんだよ、おばあちゃん。
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