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コウモリの羽。
いらないなー。
タコエキス。
タコのスミみたいなやつ?
謎の卵。
気になるな…
「あっお嬢ちゃん」
おばあちゃんに呼びかけられ、後ろを振り向く。
「お嬢ちゃんには使えないと思うんだが、この錬金書はどうだい?
けっこう高いから、これを含めてくれると助かるんだがの」
そう言い差し出してくれた錬金書はとても分厚い。
「どういう錬金書なんですか?」
「これはの、使用者の強さによって開けるページの量が変わるんだよ。
そしてこれは、最強の錬金書と呼ばれている」
最強の錬金書?
「なんでかって言うと、ただ単に強い人が、これを開こうとしても、開くことはできない。
これは弱い頃から成長することで、開けるページ数が変わるんだよ。
そしてすべてのページを開くことができたものは、まだいない」
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