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『うん!頑張んなよ!
確か高木くんは彼女いなかったし。』
『私も聞いたことあります。福岡に出てきてからすぐに別れたって。』
友達のリサーチ力に感謝しながら、色々話を聞いてると、
『そう言えば、ゆみちゃんがここのバイトに入る前にお茶をしにここへ来たとき、ゆみちゃんがいいなって言ってた男の子は高木くんやったよね。』
『えっ?』
あの日、一目惚れをしたけどすぐに気持ちを押さえた相手は、今、私が好きになった男の子だったんだ。
たまたまの偶然なのに、それが運命のような気がして、私はやる気スイッチON。
『うん、頑張る。玉砕覚悟でアピールしてみる。』
『わぉ!
じゃあ、私達でできる協力は何でもするから!』
『また今の状況をリサーチしときますね!』
この日からマネージャーや他のバイト仲間も協力してくれるようになり、私は高木くんのことで頭がいっぱいになり始めた。
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