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彼は自分の家へと向かう道で曲がらず、先を歩いた。 「帰らないの?」 と尋ねると、 「送るよ」 「え?いいよ。 近いし一人で帰りきるよ?」 「一人で帰らすとかしきらんし、気になるけん」 彼女のいる人と深入りしないと決めていた私は、断りはしたが基本遠慮など出来ない性格のため最終的には送ってもらうことにした。
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