俺は名は永瀬智輝!モテモテになるのが夢だ!!

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「俺は永瀬智輝。モテモテになるのが夢だ!」 …そんなこと言ったらどうなるのだろうか。 新しい季節が始まると同時に学年もクラスも代わる。それが春だ。えっ違う?はっ?春はエロい?バカなっ!?そんなこと思ってるやつなどいるわけないだろう。 僕は三年生になり学校の長みたいな存在になった。まあみたいなのだが。事実その様な言い方をしてもあながち間違ってはいないだろう。学園祭、体育祭、合唱コンクール。そして卒業式。みな僕達三年生無しでは行えない行事であるのだから!! まあ意気込んでいることは察してほしい。 僕はそんな三年生になって少しはしゃいでいた。遠慮する先輩などいないし、面倒見なければならなかった後輩ももう面倒をみる立場になった。そう僕は長なのだ!重要なので二回言いたいがよそう。 「しかし三年生かぁ。正直実感わかないなぁ」 三年生なって初めての登校中におっぱいの事を考えながら登校するやつが三年生と呼べるのか。僕は自分に問いかけた。 「いや待てよ…まず三年生を意識している時点でそいつは真の三年生になれるのか…。新三年生だけに」 …我ながら最高のボケだった。 そうして僕は三年生について考えながら、張り出されているクラス分けの紙の前ついたのだった。
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