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「はっ!ここはどこ?私は誰!?」
…ここは華咲学校で、私は永瀬智輝なのだが…。一度くらいやってみるものだな。二度とやりたくなくなる。
「どっこらしょっと」
おっさんか僕は。
そんな掛け声と共に壁のところで座っていた(勿論いつそこに座ったのかはおぼえてないのだが)起き上がった。
んーどうやらどのくらいの時間寝ていたのか知らないが、とりあえず場の人の数と誰も僕を起こしに来なかったって事はあまり時間は経っていなかったのか?
その前に僕を起こしてくれる友達なんかいたか?
…そ、そんなことよりもあいつ言われたことをやらなくては!
「それで何をすればいいんだ?」
まず最初に言っときます。あの紙にはあなたの名前は書いてありません。
「…や、やはりかぁ、わ、や、つぱ、りかっか!わ、かって、いた、が、つ、まり、だまりだ、なあれはおま、えをためしたかったのだった!」
何故か上から目線でしかも過去形。とりあえず話を進めます。まず最初職員室に向かってください。
「って言われてもなぁ。行きたくないなぁ」
僕はあれこれ30分以上はいたであろう紙の前から移動した。
「つうか、あいつは僕の心の中人格…つまり、もう一人の僕!?」
…あんまりふざけてられない状況なのに。
手には汗。額にも汗。脇には悪臭。手と手には握手。合わせてナームー。
やはり僕は天才なのか。
どうやら能のありすぎる鷹は爪を隠しきれないらしい。やれやれどうしたものかな。
僕はどうやら移動中はなにかしら考えていなければならないらしい。
気を間際らせてるのか、それても…やはり天才なのか!?
どちらにしてもどうしようもないやつだな。
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