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しかし僕のペースで話しすぎたので少しばかり皆の気持ちになってはなそうと思う。
つまりだ。もう少し丁寧で尚且つ僕の気持ちをはっきり伝えわるような説明をしたいと思う!
もしこれでも話が通じない奴は、いい加減爪を出しやがれバカヤロー!
職員室。皆もろもろではあるが、職員室を知らない人はいないだろう。ある人には魔物の巣窟。あるものには初恋の相手が仕事場で最も滞在しているところ。校長室の隣の部屋。なんでクーラーついてんだよ!なところ。勿論この中に合致する内容がない…内容がないよー!な人もいるだろう。分かっているさ。だって一番分かりやすい説明の仕方をしていなかったからな。容易な説明をすると、先生方いるところ。
だが、これだけは言わせてほしい。容易な説明では職員室という恐ろしさを表しきれんのだ!!だからあえて、あえて言ったのだよ少年諸君!!とにかく恐ろしい。僕なら自己的に近づくことすらしない。いや職員室に来いと言われても行かない。いや行かなかった。だからこのような事態になったのだろうな。
こうして僕は職員室前に来たのだった。
…正直帰りたい。いやもう今日は帰って家でなんでこうなったのか深く考えたい…布団のなかで。
「はぁ行くかぁ」
コンコン。ノックである。
「失礼します」
挨拶である。
「渚先生によっ!!」
ラリアットをされたのである。
「ぐほぉっ!!?」
痛いであるぅ。
まてまて。全く失礼な事をした覚えがないぞ!どこがどう悪かった!?
なあ教えてくれよ誰か!!
「僕なに悪いことでもしたかなぁ?みたいな顔してんなぁ?おい永瀬ちゃんよぉお?」
教えてくれそうな人が目の前にいた。
いや、もし聞いたらラリアットされた理由を教えてくれる前に社会の厳しさを教えてくれそうだ。
そんな目をしていた。
よくここでは獲物を狙うの目とか野獣の目とかに訳されるがこの目は違う。
まさに人間の目。動物みたいな大雑把且つ本能みたいなものではない。
まさしく考える力。最強の矛と盾を要してピラミットの頂点に君臨する人間の目を彼女渚先生はしていた。
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