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ｼｬｶｼｬｶｼｬｶ……
「ら、らら～♪」
イヤホンからは
耳がキンッとなる程
大音量の音。
音に合わせて、
口ずさんだり小躍りするのはいつもで
「あっ、曲終わっちゃった…」
ガサゴソとポケットから取り出して
すぐさまリピート。
「アメちゃん…アメちゃんっ！」
んん…？
肩をポンッと触られたと同時に、
イヤホンを外して顔を後ろに向ける。
「先輩か……」
見飽きた顔に溜め息。
「はいはい、ごめんね」
手慣れてるといった感じに
頭をポンポンッとする
波瀬先輩に、少しむっとした。
私、子供じゃないのに……
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