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『…イカれてんのはアンタの頭でしょ』
『こんなところに閉じ込めて悪かったな。ウロチョロ逃げられると厄介だったんでな。今出してやる、腹が空いただろう』
『聞けよ!!このストーカー!!今なら警察に言わないであげる!!!だから早く開放しろ!!』
金色の瞳の男は、私のその叫びに、ニッコリと微笑んだ。
鉄柵を両手で掴んで睨む私の方へゆっくりと歩み寄った。
『オイ、聞いて
ガッ!!!
『!!!』
『この俺様に何て口のきき方をしている』
急に息苦しくなった私は何が起こったのかわからず目を見開いていたが、目の前にある金色の瞳の男の美しい顔を見て、体が震えた。
私の目の前に来た瞬間、牢屋の鉄柵の間に手を入れて、金色の瞳の男は、私の首を掴み上げていた。
金色の瞳の男は、もう一方の手を私の口にもっていく。
私はさっきの威勢の良さはどうしたのか、金色の瞳の男を見つめたままたた体を硬直させていた。
その時。
いきなり金色の瞳の男が私の口の中に指を入れ、舌を掴み出した。
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