手紙

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『ご飯、出来たわよーっ』 ソファーに寝転がっている少女に再びそう声をかけた少女の母親。 少し目を丸くした。 『すー…すー…』 ソファーに寝転がったまま、少女は寝息をたて寝ていた。 『まったく』 少女の可愛すぎる寝顔に眉を下げ、微笑みながら、少女の母親はリビングを出ていった。 隣の部屋に置いてある毛布を引きずり出して、寝ている少女に掛けようとしたのだ。 再びリビングに戻ってきた少女の母親は、寝返りをうち、丸まっている少女にまたクスリと微笑むと、優しく少女の上から毛布を掛けた。
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