逝ってこい。

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「生憎、死んだのは初めてだ さて、神様?俺の記憶が正しけりゃ 餅が直撃して死んだ筈だが? 何故、俺の目の前にいる? 死んだらやっぱり一度は話しにくるものなのか?」 餅で死んだって… 自分で言ってて…恥ずかしいな 「うんうん、思う所は沢山あるよねww まず、言っておくのは ごめんなさい………」 おちゃらけて居たかと思ったら 急に真面目な表情になりやがって 「何に対して謝ってるかが分からん だが、それも話してくれるのだろ? 許す、許さないかはその後でも いいだろう」 「うん、そうだね…」 そいつは、表情が暗いまま話し始めた 「最初は訂正をしようかな さっきは、正解って言ったけど ここは、天国とは少し違うんだ ここは、僕が君に会うために作った空間さ だから天国とは言えない 次に、君を殺したのは僕だ」 神様は辛そうな顔をしながら 自分が殺したと告げる だが、… 「そんな事は知っている」 「え?」 神様は、俺の言葉に驚いている 考えが読めるのに驚く事が、あるのか? そんな疑問を浮かべながら 言葉を続ける 「知っている。 いや…正確に言えば予想していた…かな あんたが俺を殺した事ぐらい大体察していた 知ってると思うが 生きてた頃には携帯小説を読んでいたし 流れ的にテンプレだ。 だからそれに、怒りは感じてはいない だが気になる事はある 一つ、何故殺したか 二つ、何故そんな辛そうな顔をしているのか 最後に、あんたの名前が知りたい神様」 俺の質問に神様はキョトンとした顔でこっちを見ていた 「クスクス…君は本当に… 質問に答えようリンヤ君 最初の質問だけど… 君に、異世界に行ってもらいたい もちろん、力や能力もあげる 出来る限りの事はさせてもらうよ 次の質問だけど… 辛い顔をしているのであれば それは、きっと 僕の過ちの所為で巻き込んでしまったこと そして、これからの事だと思う… 最後は、名前だったね 僕の名前は……ないんだ 神と呼ばれ、それだけだったからね ふふっ、なんだったら付けてくれないかい? 僕に名前を」 神様は、確かに質問に答えてくれた それにより幾分…聞きたい事はできたが それよりもだ… 名前…だと…
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