逝ってこい。

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「そっか、ふふっ ありがとう、リンヤ君」 さっきまでとは、 全然違う なんだよ…綺麗過ぎるだろ その笑顔 「礼はいいさ それと、呼び捨てで構わない」 「うん、ありがとう。リンヤ もっとお話ししていたいけど そろそろリンヤを向こうに送らなきゃ」 「そんな悲しい顔をするな また、会いにくるさ」 「うん!じゃぁ、送るね それと能力とかはリンヤが考えていたものと+αを既に渡しておいから もう、リンヤの一部になってるよ」 既にっていつの間に… そんな、素振りなかった気がするのだが… 「まぁ、ありがとうな朔夜 ″いってきます″」 「! うん!いってらっしゃいリンヤ 向こうの事は知識を求めれば分かるようにしてあるからね!」 一瞬…驚いた朔夜が これまた、かわいい笑顔で手をふっていた そして気がつけば俺は、空に居た そう…空に ---sid out--- 行っちゃった それにしても、いってきますか… 初めて言われたなぁ ふふっ リンヤ…ごめんね 頑張って そして、ありがとう 次は、いつ会えるかなぁ 早く会いたいな またお話したいな 「行ったのですか?」 後ろから声が聞こえた 「えぇ、行きました」 朔夜は、さっきとは別人の用な声で 後ろの人物に答えた しかし、その声は震えていた 「神よ…泣いておられるのですか?」 朔夜は、確かに泣いていた 後ろの人物は、何故泣いているのかは 分からないようだ 「ん?えぇ、泣いています 寂しいのかもしれませんね…」 「寂しいですか…私には解りかねます」 朔夜の台詞を聞いても 後ろの人物は、淡々と話していた 「君にも…いつかわかるさ」 リンヤ…またね 朔夜は、その言葉は胸にしまい込んで その場から消えた そして…そこにあった空間は 無へと崩壊していった。
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