隣の彼女

転校生

キーンコーンカーンコーン

教室にチャイムが鳴り響きクラスのやつらが自分の席へと戻っていく。
勿論俺たちもだ。

全員席に着くとそれを待ってたんじゃないかと思うぐらいのタイミングで担任の松長大（まつながだい）が教室に入ってきた。

松長が教卓につくとクラス委員長の里見の号令で朝の挨拶が行われた。

松長はそれをめんどくさそうに終わらすと話始めた。

「え～と、知っている人もいると思いますが今日はうちのクラスに転校生が来ています。」

その松長の言葉にクラスのなかがざわつきだした。

「男！？女！？」

「転校生だってどんな人だろう？」

「かわいい女の子がいいな…ﾃﾞｭﾌﾌ」

「え～と、静かに～と言っても無駄ですよね。まあそれでは入ってきてください」

クラスの全員が教室のドアに注目するなかガラガラッとドアが開き転校生が入ってきた。

その瞬間クラスの全体がさっきまでのが嘘のように一気に静まり返った。

入ってきたのはまるでおばけのような
女の子だった。