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『助けて…』
『助けて…助けて…「 」!』
誰かが俺を呼ぶ。
顔はもちろん、姿形すら見えない。
ただ、分かることは2つある。
まず、これは夢であること。
なんで分かるかって?
そりゃあ、当然だ。
この夢は、もう何十回も見てる夢だからな。
そして、もう1つ分かることは…
声が女。
それも、幼い少女の声だ。
だけど、俺はその声の主を知らない。
いや、知っていたのかも分からない…
だって、俺には…
昔の記憶がないから…
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