自動販売機と書いてカジノと読む

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「次、500mlのコーラ」  僕の感動をしり目に次なる注文をしてきた柊。 「いいか?こういうのは当たりの時にはルーレットは回らないんだぞ」  優しく教えてあげながら彼女の頭に手を乗せてみた。杏と比べると少し高いがこれも悪い位置ではないな。しかし、まぁこいつの言うことを聞いたら当たりがでたんだ。水はやめてコーラ買って戻るか。  ポチッと。ガコンと落ちるコーラ。 ルーレットが回り、3 3と続く。 まぁ、いつも二つは必ず…って、ん!? ルーレットが回り!?回るのか!これで3がそろったら奇跡だな。さて、戻るか。 「そろった。次、なんちゃん、リンゴ」 「……」 「2、そろった。次、ファンタン、グレープ」 「6、そろった。次、伊左右衛門」 「4、そろった。次、ココア」 「1、そろった。次、カフェオレ」 「9、そろった。次、アクエリアウス」 「また2、そろった。次ーー…」
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