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「言い出しっぺ、言え」
柊……お前のキャラは何となく分かったぞ。こういうのは流すのが一番だ。だが言っていることは正しい。なので、僕から。
「副会長になった三宅静司です。去年も生徒会役員だったので、分からないことがあったら何でも聞いてください。はい、次は会長」
「会長さん、寝てますね~。ではでは私めが。書記担当の加藤織実と申します。今度ともご贔屓にしてくださいね」
「しない、次」
悪いが、お前とは合わなそうだ。残念で仕方ないよ、ホント。
「待って!まだ終わってないんですよ!なんと私は……」
そう言って生徒会室を飛び出していった加藤織実。いったいどこへ……
「織実はな、明日に向かって走っていったんだ。俺たちよりも先に明日をつかむんだな、きっと」
榊にそんなしんみり言われても感動なんて全くしない。それどころかすべてがボケに繋がる。
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