■疑問■

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「僕、ずっとずっと思っていたんだ。死んじゃうのだって、別れるのだって、誰だって嫌だよね。なのにどうして“滅び”を信じてしまうの?!」 「…イリューン」 「インブレイスは怖くないの?嫌じゃないの?」 「やめて…イリューン」 インブレイスは両手で耳を塞いだ。 「あの子と一緒に生きたいと思わないの?!」 目の前の少年の姿に、懸命に会いに来たルインの姿が重なる。泣き顔が迫る。 「お願い…もうやめて」 苦しさに膝をつく。 「どうしてそんなに割り切って、他人の僕なんかと滅んだ後のことなんか考えていられるんだよ!」 「どうしてっ、未来を、思い描かないんだよっっ!!」
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