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そして、屋上に入った。
夜光「景色はいまいちだが、風が気持ち良いな。」
すると
「ここで、何をしている。一年生は入学式だぞ。」
生徒会長の腕章を付けた女が後ろから声を掛けて来た。
夜光「俺を見てわかるだろ。俺は入学式の対象外だ。お前こそ、入学式だぞ?やることがあるだろ。」
だが、俺は振り向かない。
「副会長に任せて来た。しかし、お前は何故こちらを向かない。」
夜光「すぐに分かる。だから、屋上出ろ。」
「そんなに嫌なのか?」
夜光「いや?全然。」
そして、振り返った。
「っ!こんな事で入学式に出れないのか!」
夜光「意味が分からないんだが?」
「お前が出れない理由は眼帯、髪の色、目付きの悪さだ。」
夜光「まぁ入学式に出ないで良いのは楽で良いな。」
「お前が良いなら私は文句は言わない。」
そして、生徒会長が屋上から出ていった。
夜光「入学式は終わったみたいだな。」
俺は教室に戻った。
そして、本を読んで待機した。
すると
香奈「では、自分の席に着いて下さい。」
香奈先生が戻ってきた。
「あんた、は遥斗に近付き過ぎよ。」
「貴方もでしょう。」
「二人とも歩きにくいよ。」
「どうして、遥斗ばっかり~。神よ何で俺を見離すんだ~。」
どう見ても、主人公と脇役、そして、ヒロイン。マンガみたいだな。
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