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そして、全員席に着いた。
夜光「……………………。」
おいおい、マジかよ。何で俺がヒロインに挟まれてるんだよ。最悪だ。
香奈「じゃあ、自己紹介しましょう。一番からお願いします。」
「はい。藍原 遥斗(あいはら はると)です。よろしく。」
そして、ニコッと笑うと
「「「きゃぁぁぁ!!」」」
「格好いい!かわいい!抱きしめたい!」
「は、鼻血が!」
女が大熱狂だ。うるさい。
香奈「次の人、お願いします。」
すると
「ここに、鬼島っていますよね。」
香奈「はい、居ますけど。」
「どいつですか?」
夜光「俺だ。」
男の先生が近付いてきた。
「お前いせいで学園の評判が下がったじゃないか!どうしてくれる!格好つける為に眼帯なんかしやがって、どうせしょうもない傷を隠してるんだろ?」
男が鼻で笑った。
夜光「…………………。」
「教師に手を出すと停学だぞ?」
俺が立つと男が後ろに下がった。
夜光「それは残念だ。」
「ふ、ふん!」
夜光「じゃあ、締め殺してやろうか?」
「う、かはぁ!」
俺は男に近付いて片手で男の首を掴んで持ち上げた。
香奈「鬼島君!」
夜光「分かってるよ。殺しはしない。二度と動けない様にするだけだ。」
香奈「だ、駄目よ。」
夜光「大丈夫だ。停学にはならねぇよ。」
俺は香奈先生の頭を軽く撫でて教室を出た。
そして、階段の近くで手を離した。
「ハァハァ、こんな事をしてただで済むと思ってるのか?」
夜光「なら、お前は人権の侵害、プライバシーの侵害、侮辱罪、職務乱用、で訴えてやるよ。」
「し、証拠がない。」
『格好つける為に眼帯なんかしやがって、どうせしょうもない傷を隠してるんだろ?』
『なんだ?教師に手を出すと退学だぞ。』
夜光「これが証拠だ。どうする?一発俺に殴られるか、これで、裁判を起こされるかだ。どうする?教師を辞めるか俺に殴られて教師を続けるかだ。」
すると男が俺に掴まってきた。
「そ、そんなやっとこの職に着けたのに。」
夜光「なら、決まりだな。」
「うごぁ!歯がぁぁぁぁ!鼻がぁぁぁぁ!」
俺は殴って鼻の骨と前歯を折った。
夜光「よっと!」
そして、男を気絶させた。
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