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そして、男を抱えて階段を降りてると他の先生達がいた。
夜光「ちょっと良いか?」
「あっ!はい。」
夜光「この人、階段で転けて前歯と鼻の骨が折れてる。後は頼めるか?」
「任せて下さい。」
そして、俺は教室に戻った。
香奈「な、何をしたんですか?悲鳴が聞こえましたが。」
すると、香奈先生が近付いてきた。
夜光「あの人は勝手に転けて前歯と鼻の骨が折れた。」
香奈「そ、そうでしたか。」
夜光「自己紹介は何処まで終わった?」
香奈「後は、鬼島君だけです。」
夜光「そうか。俺は鬼島 夜光だ。よろしく。」
俺が言うと、皆が震えた。否、あれを見て、関わってはいけないと思ったみたいだな。
香奈「では、今日はこれで、おしまいです。気を付けて帰って下さいね。」
すると、皆が教室から出ていって香奈先生と二人になった。
夜光「すまなかったな。香奈先生、怖い想いをさせたな。どうしても許せなかったんだ。」
香奈「その話はもう良いです。」
夜光「なら、帰る。」
香奈「待って下さい。」
そして、俺が帰ろうとすると香奈先生に止められた。
夜光「どうした?」
香奈「頭を撫でて貰えませんか?」
夜光「何で?」
香奈「撫でてくれないなら今日の事は許しません。」
何か駄々をこね出した。
夜光「分かったよ。これで許してくれ。香奈先生。」
香奈「はい!これで許して上げます。」
夜光「じゃあ、俺は帰る。」
香奈「また、明日も学園に来て下さいね。」
夜光「分かったよ。」
俺は笑顔の香奈先生に教室から出るまで見送られた。
そして、学園から出た。
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