エレベーター

ニ．出会い

やばいよぉ、この人めちゃ恐いよぉ。

何か分からないけど、とりあえず謝って帰ろう！！

「すっ、すみませんが私はこれで。」

と言ってマンションへ戻ろうとした時、急に腕をつかまれた。

「きゃっ」
という声が思わず出てしまい、ヤバっとビクビクしてしまう。

「さっきは申し訳なかった。
今このマンションに住んでるって言ったよな？
お願いだから、４時台には絶対にエレベーターに乗らないでくれ。
それじゃ。」

そう言うと走って行ってしまった。