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「いって~、どこだ?ここ?」
目を覚ますとそこは薄暗い洞窟の中だった
冷たい地面が、痛む体には心地好い
ただ、自分は湖に落ちたはず、記憶に無い場所だったことに多少動揺してしまった
「な、なんでこんなとこに……」
[目を覚ましたか]「!?」
な、なんだ!?何がいるんだ!?
「だ、誰だ!?そこにいるのは分かっている!!出てきやがれ!!」
突然の声に驚き、岩の影を指差しながら叫ぶと、
[ここだ]
オレの真後ろから声が聞こえた
「岩の影にいるんじゃねぇのかよ!!!」ガバァ
振り返ると巨大な龍がオレの目の前にいた
「な、なんで龍が…、ってそれより………カッコイイなぁ、おい!!!」
[は?]
「いやいや、カッコイイわぁ、この爪、翼、フォルム、そしてこのボデー!!!なぁ、触っても良いか?」
[え?あ、ああ、構わ、ってもう触ってるし!?]
ああ、初めて触ったけど、良いわぁサワサワ
すべすべだし、堅いし、それでいて、少しゴツゴツしたこの感じ
良いわぁサワサワ
[え?ちょっ、やめっ、そ、そこは、ダメだ、落ち着け、アッーーーー!!!]
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