愛と平和と邪眼と魔王
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「――――くだらん」 銀色の髪、両目の色は相違しており綺麗な赤と緑。 そんな少年が山の上でぽつり、と呟き、腕を組んだ。そこから見えるのは荒れ果てた村。 もくもくと上がる煙を見て少年は嫌そうな顔をし、ため息と同時に声を漏らす。 「何が何であろうと殺しは悪だ――――だから俺は悪に生きる」 そう呟いた少年は、もうそこにはいなかった。
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