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食事の準備を二人でしたり。
包丁で切った雫の指を舐めてやったり。
風呂上がりの雫の髪をタオルで拭いてやったり。
何か適当な話をしながら、雫を寝かし付けたり。
意外と面倒だと思ってた事が、そうでもなかったり。
過去にどんな事があったか。
どんな女と付き合ってたか。
タイプがどうだったか。
なんて、今はもうどうでもいい。
今の俺には雫で充分なんだ。
今も、この先もずっと一緒に居たい相手に巡り会えたのかも知れないと思うんだ。
だから、何処へも行くなよ。
いつも、いつだって、俺が必ず側に居て守ってやるからな。
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