116人が本棚に入れています
本棚に追加
/156ページ
ずっと、俺は雫とこうなりたいって思ってた。
だから、凄く感じる。
「…はっ…はっ…はっ…んんっ…」
恥ずかしいけれど、動くたびに声が出る。
「…雫、痛くないか?…我慢しなくていいからな…」
俺は雫の頭を撫でながら、でもキモチよくて動きながら言う。
「うん…。好人は凄いって、思うの。こんなに私の中に入ってきて、こんなにキモチよくしてくれるから、私も好人を好きになって、よかったなって思うんだよ…」
「おまえは、本当にその場に不釣り合いな言葉を平気で言うよな。でも、そう言ってくれてありがとな」
俺はキスをした。
顔を近付けたまま、
「感じてくれてるんだな…」
俺は雫に視線を合わせると、
「好人の温かい部分を、私の身体全部で感じてるよ」
雫は満面の笑みで、そう言った。
「幸せか?」
「好人と出逢えた事から幸せ」
「嬉しいか?」
「好人が側に居てくれるから嬉しい」
「なんで?」
「だって、好きな人と永く居られるから」
そうだな、おまえはそれをずっと求めていたんだもんな。
俺が居る。
死ぬまで?
いや、死んでからも。
生まれ変わっても、必ずおまえを探し出して。
永遠に、俺はおまえの側に居る事を誓う。
いつでも、おまえの大好きな人で居る事を誓う。
「雫、愛してる」
「うん。私も愛してる……えへへ☆」
えへへ☆じゃねぇぞ。
チクショ…可愛いから、もういく…。
最初のコメントを投稿しよう!