*あとがき*

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皆様、最後まで読書頂き誠にありがとうございました。 「好きな人」いかがでしたか? 永居 好人と月読 雫、それから周囲の人間像はあなたの心にどう伝わりましたか? 永居 好人はあんなネガティブな性格ですが、本来はとても優しく寛大な人間なんです。それにまだ、本人は気がついていない。 いわゆる男の中の男って、だいたいあんな感じなのではないでしょうか。 過去の恋愛を少しだけ引きづり、いつもエッチな事ばかり考えていて、我慢できなくなると優しい言葉をかけてみたり。 プライドを傷付けられると、毒を吐いたり。きっかけがないと、素直に自分の本心を出さなかったり。 でも、本当は誰よりも周りを見ていて、人の心を探りながら接しています。 そんな彼の周りに、優しい人間が集まるのは、やはり彼の性分。思いやりのある優しい心を持っているからなのです。 その心をうまく表に出せないぶん、優司やリサが言葉や行動に出して、周りに伝えていく。 彼のモデルは、もちろん私の永遠の片想いの男性なのですが。 きっと、こんな人間像なのではないかと思いながら、書いていきました。 男は言葉や態度は、不器用でもいいと思うんです。ただ、仕事では厳しく礼儀正しく、ドシッと受け止めてくれる深い愛情を、さりげなくあらわにするくらいが、いいかもしれませんよ。
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