*あとがき*

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前田 優司にもモデルとなる人物がいます。 いつも前向きな発言で、全てを切り抜けていきます。優しい言葉使いで、相手の伝えたい部分をグッと掴んだかと思うと、スッと引き出して、スッキリさせてくれる。 真面目な話も、愚痴も、下ネタも何でもいつもと変わらず、聞いて話してくれる。 おそらく、前田 優司がこの中で一番の要領のいい常識人ではないかと思います。 久我山 リサにもモデルとなる人物がいます。 周りをうまく使いながら、自分のしたいように動かす。 しかし、それにはイヤミは何もない。 何故か?それはみんなでうまくやっていくためを元に置いて、事を成そうとするからです。 自分の損得や評価が目的では、ただの腹黒い女です。 常に周りの悪くならない状況を考えていますから、自然と周りはついてきます。 キャリアウーマンに見えて、本当はとても家庭的な女性なのです。 好人は完璧だと言っていますが、彼女もただの結婚や暖かな家庭に憧れる、普通の女性なのです。 みんなそれぞれ何かしら、人には一見分からない人格を持っています。 好人は、寛大な優しさ。 雫は、この世から消えたいと言う孤独感。 優司は、茶髪のロン毛の常識人。 リサは、乙女心をもった女性。 外見や発言では、その人の中を知った事にはならない。 本当に知りたいならば、やはり時間や手間を掛けても、その人を好きになる事でしょうか。 好きな人と永く居る事… それが一番、重要でしょうかね。 私の永遠の片思いのあの人へ、今もたくさんの想いを込めて…。 『好きな人』おわり
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