⑪私、かまって欲しい

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「ただいま」 「好人っ、おかえりー♪」 毎日嬉しそうに掛け寄ってくる雫に、ちょっとだけホッとするこれが、癒されるってやつか。 「シャワー浴びてる間に、雫も着替えて準備しとけ。買い物行くからな」 「うん」 雫はまた風呂まで付いて来て、俺の脱いでる姿をジッと見ている。 「何おまえ、男の裸に興味でもあんの?」 「違うよ」 うん、なんて言ったら俺もビックリだ。 「じゃ、何?」 さすがに、下を脱ぐのは見られてると抵抗あるな。 「別に」 「犯すよ、あんまり見てると」 「やだー♪」 犯す訳ないっての、こんな臭くて汚いのに。 雫は、かまってもらえて満足したのか部屋へと戻って行った。 アイツ、まさか男の身体、間近で見た事がない訳じゃないよな。 まさか、あの年齢で処女? うわっ、だったら面倒くさい。 すぐには、手は出せないな。
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