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雫が夢中で絡ませてる間に、俺は雫のシャツの中に手を入れてブラのホックを片手で外す。
雫の頭を優しく覆いながら、グッと向きを変えて今度は俺が上になる。
「俺の気持ちはおまえと同じだ」
「好人も、私の事が好きなの?」
「いつの間にかな…」
俺は軽くキスをする。
「俺の好きって気持ち、おまえにご褒美であげるよ」
「そういう意味だったの?」
そういう意味だったの、とか言うなよ。
こんなクサイ言葉は、めったに言わないのに。
というか、こんな事まで言わずとも今まではヤってこれた。
恥ずかしい。
それを隠すように、俺は雫の首筋に吸い付いた。
何度も何度も吸い付いてやるんだ。
「キャハハッ☆」
知らん知らん。
くすぐったくて笑おうが、そんなもんは無視だ。
鎖骨の辺りから肩にかけて、噛みつくように口唇で愛撫する。
「ニャハハッ☆」
どこだ、こいつの性感帯は。
もちろん、腰から脇にかけても、指先で撫で回す。
思い切って、胸を鷲掴みにしたその瞬間に、雫の身体がビクついた。
その時にようやく、それらしい雰囲気になってきたのだ。
雫の目付きが変わる。
少し震えていた。
「怖いか?」
俺はそう問い掛けながら、Tシャツを脱ぎ捨てた。
「エッチするの?」
「そうだよ、嫌か?」
何も答えない雫に俺はまた、上に被さる。
「俺の事、好きだよな?……好きなら、いいよな?……俺はおまえが好きだ……もっとおまえを知りたいんだ……」
そう囁きながら、胸を揉みながら、へその辺りにキスをする。
そして雫の短パンをズリ落とす。
雫は驚きと戸惑いで、視点が定まらない。
可哀想だけど、ここを乗り越えなきゃ本当の好き同士には、なれないんだ。
「大丈夫だ……痛くないようにするから……」
震える手を俺は強く握り締めて、俺も短パンを脱ぐ。
お互い大人なんだから、外見も違う事だって知らなきゃならないんだ。
何となく雫が半ベソかいてるのも、分かってる。
でも、俺はもう我慢できない。
ここで、止められない。
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