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【第1部】街へ
俺は誰かの声を聞いた。
窓の外をみると月が空に浮かんでいた。
丘を月明かりが眩しいくらいに照らしていた。
その丘よく見てみると人が立っていた。
少女だ、その少女が振り返りこっちを見て微笑んだ。
その微笑みはすごく美しく。
そしてどこか悲しそうにも見えた。
近くにいって話してみたかった。
しかし強烈な頬の痛みのせいで目が覚めた。
カイン[痛って!!!]
レナ[お?やっとおきたか?]
カイン[いきなり何するんだ!レナ!]
レナ[何って集合時間になっても来ない寝ぼすけさんを叩き起こしにきたんですけど?]
(説明し忘れてた、俺の名前はカイン、16歳、小さな村出身で村長の進めで街に行く予定のハンター生活今日で初日の新米ハンター!以後よろしく)
レナ[で?あんたは何いつまで寝てんのよ?]
カイン[後2時間だけ頼む…]
レナ[何お約束かましてんの!てゆーか2時間はないでしょーよ]
といいながら一発スナップのきいたビンタをうってきた
(さっきの痛みはこれか…)
カイン[痛た!]
(ちなみにこの女もとい暴力女は悲しい事に俺の幼なじみ。
名前はレナ、レナも村長の進めで俺と一緒に街にいく事になった新米ハンターだ。
こいつとの腐れ縁はいつまで続くのやら)
レナ[何?その目、なんか文句ある?]
カイン[大有りだろ!起こし方に!]
レナ[早く村長の家にいくわよ!]
カイン[??村長の家?? やべっ!寝坊した!]
レナがいつもの事の用な感じで
[早く支度してよね]
や、さらに追い打ちをかけるかのように
[ハンター初日なのに先が思いやられるわね]
とわざと聞こえるように言ってくる。
カイン(こっちの痛い事を言ってくれる…)
カイン[用意できた!行こう!]
俺はこれから何があるのか期待しながら村長の家に出かけた
カイン(この先マジできついんだろうなぁ)
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