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『………。』
ーワンっー
『………うるさいなぁ…。』
まだ学校には行かずに呑気に登校道にある公園の木の下で眠っていると必ず犬が寄ってくる。
『あんだよ、今日はビーフジャーキねぇぞ。』
ーくぅ~…んー
悲しそうな鳴き声でウチの頬に鼻を擦り寄せてくる。
しょうがない…、ホルモンたちに餌貰うか。
『大人しくしろよ?』
ーワンっ!!ー
犬を抱き上げて歩き始める。
コイツ…ちっちゃいけど犬種なんだろう?
そんなことを考えながら犬の顎あたりを撫でていると前の方に敦子とだるまがいた。
本当に…よく会うなぁ…。
ダ「あつ姐を倒すなんて48億年は早いわ!!このままいけばマジ女統一ですわぁ!!」
『それは無理だな…。』
ダ「なんやぁ!?またお前か!!」
ーくぅ~ん…ー
だるまが必要以上に近付いてきたからウチの腕のなかにいる犬がすっかり怯えてしまった。
『お前のせいでコイツが怖がってんじゃねぇか。』
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