漢のなかの漢

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ダ「なんやとぉ~!!」 あ「………可愛いですね。」 ダ「『えっ…?』」 今まで無言だった敦子が犬の頭を撫でた。 いつもの無表情ではなく優しい顔つき…。 『コイツ結構前からウチのとこに来るんだ。』 あ「連れて行くんですか?」 『腹減ってるらしいし…。』 ヤ「マジ女発見…。」 敦子と犬で和んでいるとヤバ女の生徒と男が数人がウチたちの周りを囲んだ。 『またアンタらか…。』 ヤ「…っ、キョーケン!?テメェなんで!?」 『これから学校行くところだから。』 ウチの顔を見て焦っているヤバ女に対しウチは冷静に答える。 ヤ「こ…、こっちにはコイツらがいるんだ!!」 『そんな男たちでウチが怯むとでも?』 男「なんだっコイツ!?みんなやっち…ぐっ!!」 早くも襲いかかりそうな男たちをあっさり蹴散らしたのは…… 『学ラン…。』 学「キョーケン…、お前女の子がいるのに喧嘩ふっかけてんじゃねぇよ!!」
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