漢のなかの漢

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『……はぁー…あの人はなんなんだ?』 トリゴヤさんの相手に若干疲れながらも散歩の時間になったからウチは窓から校庭へと降りたが…… ーガンッー 着地した瞬間顔面に金属バッドが当たったためその場でうずくまった。 『~~~っ…。』 あ「キョーケンさん!!」 だ「なにやってんや?」 すぐ近くのベンチに座っていた敦子が心配そうな顔でウチの顔を覗き込んだ。 学「あーあ…イケメンが台無しだな。」 『……学ラン…まさかお前が…。』 学「んなわけねぇだろ、むしろ守ろうとしたのにお前が窓から降りてきたんだろ?」 学ランの言葉になにも言い返せるわけがなくウチはまた歩き始めた。 『あー…真っ赤になってんなぁ…。』 廊下にある割れた鏡で顔を見れば鼻の上が真っ赤になっていた。 こんなのシブヤさんに見られたらバカにされるだろうなぁ…。 ネ「犬が棒をキャッチ出来ないとは…傑作っすねぇ~…。」
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