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『ははっ、お互いちゃんと卒業しような。』
グシャグシャと敦子の髪を撫でているとバタバタと騒がしい音が聞こえた。
セ「前田っ!!」
あ「センター。」
部室に入ってきたのは息を切らしたセンターだった。
あ「久しぶりだな。」
セ「ああ…。」
ソファーから立ち上がりセンターと握手を交わしている2人にはもう対抗心などなかった。
『センター、ネズミは?』
セ「アイツなら屋上で昼寝中だ。」
『挨拶しろって言ったのに…。』
セ「逆にゲキカラは?」
『あの人ならシブヤさんとこだよ。』
あ「2人とも大変だね。」
ニカッと笑っている敦子にセンターと一緒に頷く。
『さーて…敦子の出所祝いにお祝いしますか。』
あ「本当に?」
『ああ、もう少しでウチの組員が料理とか運んでくるから。センターネズミ呼んできて。』
セ「ああ。」
ウチもゲキカラさんやサドさんたちを呼ぶために携帯を開いた。
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