225人が本棚に入れています
本棚に追加
酒で酔っ払ったゲキカラさんを背負いながら我が家へと向かう。
居候していたネズミは父親の帰国と共に家へと帰っていったがたまにセンターと遊びに来る。
まだ従姉妹の関係は話してないが今度来たときに話そう。
『ゲキカラさん、もうそろ着きますよ。』
ゲ「ん…ぅ。」
『おーい。』
呼びかけても身じろぎするだけで中々目を開けてくれない。
まぁ風呂とかは明日でいっか…。
やっと着いた家の門をくぐって自分の部屋へと入ればすぐにゲキカラさんをベッドの上に寝かせた。
『あー…疲れた。』
ドカッとベッドの横に座って背を凭れながらテレビをつける。
この時間帯はニュースばかりでつまらなくなったウチは着替えを持ってテレビをつけっぱなしのまま風呂場へと向かった。
ー今日午前2時に刑務所に入っていた男が脱走したという情報が入りました。男の名前は郷田嵐という元ヤクザの組員で…ー
続く
最初のコメントを投稿しよう!