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『まぁ…アテはあるんだけど…遠いしなぁ…。』
真「どこなんですか?」
『……大阪…難波馬路野弟高校にいるんだけど…。』
真「馬路須加の姉妹校でしたよね。」
コポコポと可愛らしいティーカップに紅茶を注いでいる真菜ちゃんに頷く。
真「だったら編入試験も受けなくていいんですけど…いきなり東京にくるのは…。」
『だよなぁ~。』
差し出してきた紅茶を一口飲んでからガクッとうなだれる。
『とりあえずダメ元でお願いはしてみるよ。』
真「その人は強いんですか?」
『強いよ、ウチが認めたからね。』
一回タイマンをしたことあるウチならわかる…。
あいつはセンターと対等の強さだ…。
『あっ言い忘れてたことあるんだけど最近女子高生中心に襲われてる事件あるでしょ?』
真「はい。」
『それで一応校内放送で集団下校って呼び込みかけといてもらえる?』
真「わかりましたっ!!」
伝えたいことを言ってから真菜ちゃんに手を振って放送室を出た。
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