さやの気持ち

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さ「親がこんなときに連れ行くことないやろ。」 ネ「そうっすよ、せめて手術が終わってからにしてください。」 高「……悪いがそれは出来ない、こうやってる内にまた被害者が増えるかもしれないんだ、それに渡辺さんと郷田は深い関わりがあるらしいしな。」 もっともなことを言う刑事に何も言えなくなったネズミたちに 大丈夫だから とだけ告げて力ない足で歩く…が、またそれを阻んだのはゲキカラさんだった…。 『………。』 ゲ「待ってるから…。」 『………はい。』 高「……行こう。」 刑事によって掴まれた手が離れる…。 ウチは…振り向かずに出口へと歩いた…。 ー警察署ー 『…………。』 1人で狭い個室にあるパイプ椅子に座って刑事を待っているなか色々考えてしまう…。 父さんは目を覚ますのか…。 このまま覚まさなかったら…。 父さんが撃たれたのはウチのせいだ…。 と色々な自虐的な言葉が頭のなかで駆け巡る…。
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