さやの気持ち

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『……大事な人につけてもらった名前なんだ…。』 さ「……ふーん。」 大事な人…なんやろ?オモロくないわぁ…。 み「なぁ大阪にいる間どこに泊まってたん?」 『野宿。』 さ「野良犬やないか!!」 み「さや姉~ツッコミすぎや、東京もんやと反応に困るやろ。」 おっと…癖でやりすぎてもうた…。 『とりあえず話は済んだろ?これ以上世話になるわけないかねぇし、手当てありがとな』。 脱いでいたスカジャンを取って立ち上がるキョーケンを私は何故だか止めていた。 『なに?』 さ「あ…あんなっ…うちんち…泊まってもええ…よ…?」 『……はっ?』 うがーっ!!なに言うてんねん自分!!アホなんちゃうか!!?/// 頼まれてもないのに 泊まってもええ なんて…うわぁーっ!! 今更自分の言動が恥ずかしくなって私は頭を抱えて膝から崩れ落ちた…。 キョーケンの顔がまともに見れへん…。
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