さやの気持ち

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ー数週間後ー み「さや姉~今日はどうする?たこ焼き?お好み焼きー?」 さ「……どっちでもええんちゃう?」 机に肘をついて頬杖しながらボーっと教室の窓から見える景色を眺めている私に話しかけるみるきーに適当に返事をするとベシッと頭にチョップを喰らわしてきた。 さ「いったー!?なにすんねん!!」 み「あんな~いつまでそないな態度とってんねん!!」 さ「いつもと同じやろ!!」 み「んなわけあるか!!あほんだら!!」 さ「なんやねん…もーほっといてやっ!!」 心配してくれたみるきーを置いて教室を出る私は…一体どないしたんやろうか? ー道頓堀川ー さ「…なんでこないとこにおるんやろ自分…。」 柵に体を預けてゆっくり流れる川を眺める私が心底嫌になる…。 アイツに会ってから私が私じゃなくなっていく…。 さ「もー…いややぁ…。」 そないなことを呟いていると少しだけ周りが騒がしくなっていた。
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